世界をリードする商用SMBファイル共有ソリューション
YNQ™ は、Windows系マシンとの相互運用を可能にするために、非 Windows系 システム向けに開発されたVisuality Systemsの SMB サーバーおよびクライアント・ソリューションです。
ANSI Cで記述され、ハードウェアに依存しない設計で、YNQは異なるプラットフォームへの移植性が高く、あらゆるプロセッサで動作させることが可能です。
YNQを組み込むことで、ファイル全体をローカルディスクに転送することなく、ネットワーク上で書き込み、編集、コピー、削除、更新を行うことができます。優れたパフォーマンスを発揮しつつも、YNQは省リソース設計のため、組み込みシステムやIoTシステムに理想的なソリューションです。
YNQ™が選ばれる理由
YNQ™ は、NTLM 0.12 から SMB 3.1.1 までのすべての SMB バージョンの仕様に準拠した、市場唯一の商用SMBソリューションです。YNQ™はSMB開発ニーズのほとんどすべてをカバーしており、お客様がどのような課題にも対応できるよう、十分な機能が備わっています。
Visuality Systemsの製品は、医療、金融、自動車、航空宇宙、防衛など、多様な業界・業種の多くのお客様にご利用いただいています。Microsoft や SAMBA のネットワーク環境で SMB ファイル共有機能を必要とするあらゆるユースケースのあらゆるビジネスにおけるデバイスが、YNQ™ のメリットを享受することが可能です。
Visuality SystemsはSMBプロトコルのほとんどの新機能をサポートしているので、YNQ™を使用することで、お客様のソリューションの有効性が将来まで保証されます。新しい実装によって、貴社のエンドユーザーに技術的な負担をかけることがないよう、支援いたします。またYNQ™は古いSMBバージョンとの後方互換性を持つため、お客様が置き去りにされることは決してありません。
YNQ™ SMBスタックは、利便性と柔軟性に配慮し、GLPフリーの商用ライセンスで提供されます。そのためYNQ™は、組込み業界でのライセンス制限や不十分なサポートモデルに悩まされることがありません。お客様はライセンスの心配をせずに、より多くのシステムをターゲットにすることが可能になります。
Microsoft社との緊密な連携により、お客様は専門家であるエンジニアチームがサポートする、高品質でメンテナンスの行き届いたライブラリを利用することが可能です。Visuality Systemsのエンジニアチームは、24時間365日の迅速な対応を含め、必要なときに必要な場所で貴社をサポートします。これにより、時間とお金を節約し、貴社ののお客様のニーズにフォーカスすることが可能です。
ANSI Cで記述されたYNQ™は、最小限のリソースしか必要としません。つまり、事実上あらゆるデバイスで実行可能ということですので、YNQ™は組込みシステムに非常に適しています。この点が、同じくSMBサーバーとクライアント機能を提供するSAMBAと異なる点です。
YNQ™は、ドメイン・ジョインによるKerberos、Kerberos委任、外部認証、ユーザー/パスワードによるNTLM/NTLMv2(ドメイン・ジョイン時は透過)をサポートし、パススルー認証を提供します。さらに、SMB署名、SMB暗号化、事前認証整合性をサポートし、セキュリティ機能を完全なものにしています。
Visuality Systemsは、ライセンスリスクの問題にも対応しています。YNQ™ ユーザーには特許侵害のリスクはありません。Visuality Systemsがお客様に代わって、Microsoft社から SMB ライセンスの使用許諾を受けるので、お客様ご自身でMicrosoft社と契約手続きをする必要はありません。
WindowsやAppleはSMBをネイティブにサポートしていますが、VxWorksやNucleusなどのLinux/UnixやRTOS(Real-Time Operating System)、iOSやWin-CEなどの多種多様なOSが動作する組み込み機器ではそうではありません。ですが、ANSI Cで書かれたYNQ™は、これらのシステムをすべてサポートしているので、貴社のソリューションはどこでも動作します。
YNQ™ 製品とコンポーネント
YNQ™は、4つのブロックからなるライブラリです。まず、「Standaloneクライアント」と「Corporateクライアント」は、完全なSMBクライアント機能を提供しますが、後者はデバイスをActive Directoryに登録することができます。同様に、「Standaloneサーバー」と「Corporateサーバー」は、完全なSMBサーバー機能を提供します。やはり後者はデバイスをActive Directoryに登録することができ、パススルー認証が可能です。
機能的には、SMBサーバーはそのまま活用するアプリケーションです。SMBクライアントAPIは、カスタムアプリケーションを開発することができます。NetBIOSのデーモンは、すべてのモジュールで共有されています。
ポーティング OR インテグレーション
新規のプラットフォーム(OS、CPU、RTOS)でYNQ™を使用する場合、ポーティングが必要です。YNQ™のポーティングでは、最も一般的なプラットフォームのサービスを利用して、その低レイヤーを実装します。このプロセスはシームレスで、最小限の労力で済みます。
一方、Linux/UNIX、VxWorks、Nucleus、iOS、Windowsなどの特定のプラットフォームでは、インテグレーションが可能です。インテグレーションは、すでにポーティングが行われたプラットフォーム上の新しいソリューションにYNQ™を組み込む場合に行われます。インテグレーションでは、いくつかのパラメータを微調整する以外、重要な作業はほとんどありません。
Project-DependentまたはUser-Defined(UD)層と、System-Dependent(SY)層は区別されます。SYはポーティングに対応し、UDはインテグレーションのプロセスに対応します。
YNQ™ アーキテクチャ
YNQ™は3段階のモジュール化により、お客様のソリューションにYNQ™を複数取り入れることが可能です。
最初のレベルはスタックの上位にあり、API/プロトコルレベルの機能を提供します。これらは、API(NQ)、SMBサーバー、SMBクライアント、およびNetBiosデーモンです。インテグレーションは最小限の労力で可能で、OS非依存です。
2番目のレベルは、SMB環境にインテグレートするために必要なサービスを提供するものです。認証、共通、ネットワークサービスから成ります。
第3のレベルは、OSレベルのコンポーネントです。これらは、システム、ユーザー定義、ドライバーから構成されます。これらは、ポーティングやインテグレーションの際に、お使いのOSに合わせて変更することが可能です。
YNQとSMB over QUIC
Visuality Systemsの組込み・IoTシステム向けファイル共有ソリューションYNQ™️は、SMB over QUICを利用することで、その接続性を大幅に向上させることが可能です。
QUICトランスポートは、Linux上のYNQクライアントにプラグイン可能なアドオンとして提供されます。
実装はMicrosoftのオープンソース・ライブラリ「MsQuic」をベースにしており、シンプルな実装で、YNQをQUIC上で動作させ、エンドツーエンドの暗号化、接続時間の短縮、接続性の向上、ファイル共有を行う際のVPNの必要性を排除することが可能になります。
締結・承認
サポートとガイダンスによるテスト
保守・サポートと共に実装
Visuality Systemsの強み
Visuality Systemsとのコラボレーション
Visuality Systemsのお客様およびパートナー様は、貴社のシステムやアプリケーションのニーズに対して、最高のSMBサポートを提供することができる素晴らしいポジションにいらっしゃいます。その理由を見てみましょう。